しかし、終息後にパンデミックになる恐れもあると、専門家はみています。
油断せずに自己防衛に備えてください。
私たち医療従事者は、常に多くの感染症患者さまと接触しています。
ですから、うがい手洗いはしょっちゅうまめに行っているし、マスクも付けます。
エレベーターのボタンや水道の蛇口も手では触りません。
こういうことを意識せずに自然にできるようにしましょう。
そして新型インフルエンザに気負けしないよう、自分の体力も付けましょう。
一番いいことは、インフルエンザにかかっても自力で治せる状態です。
今の段階であれば病院でも診てもらえますが、パンデミックになったらどうなるのでしょう?
今日ドライブスルーで診察する発熱外来の訓練をしているところを見ました。
きっとそういう状態になるのでしょうね。
インフルエンザウィルスは一年でどんどん変化します。
一昨年はタミフルが有効なインフルエンザでした。しかし、昨年は全く効かないものに。そして、今年はタミフルは効くが、感染力が強い形に。
ところがタミフルは20歳以下の人には副作用があるので原則使えない。
こうやって、インフルエンザウィルスはどんどん形を変えて進化していきます。
ですから薬で対応しようとしてもいたちごっこです。
インフルエンザを跳ね返す体を作らなければなりません。
インフルエンザに勝つということは、封じ込めることではなく、共存することです。